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焼結軸受との違い

焼結軸受代替としての実績の多いLED、LESと焼結軸受の特徴を掲載しています。

焼結軸受の特徴

1.寿命

一般的に焼結軸受の摺動特性(摩擦係数、摩耗量、軸受寿命など)は、含油されている潤滑油に依存されます。とくに軸受寿命に対する影響は顕著で、焼結軸受の寿命は含油量にほぼ比例します。

軸受寿命 ≒ 含油量 ≒ 焼結軸受の容積

したがって、焼結軸受で寿命を確保するには下記二つの方法が一般的です。

2.耐熱性

焼結軸受は基本的に金属であるため、ベース材料は300℃程度の温度で劣化することはありません。ただし、焼結軸受に含油されている潤滑油は熱に影響されやすく、一般的に70~80℃で劣化が始まり潤滑性能が極端に低下していきます。120℃雰囲気になると完全に油脂分は蒸発しますので、含油焼結軸受の耐熱温度も100℃近傍ということができます。

Fig.焼結軸受の寿命(グラフはイメージです)

オイレスLED、LESの特徴

1.寿命

LED,LESはオイレス ルーテックE,ルーテックE-02を用いた標準品です。
ルーテックEは、含油を一切していません。ルーテックE-02は、成形前の原材料の時点で特殊な方法を用いて含油した軸受です。そのため、焼結軸受のように雰囲気温度によって含油成分が劣化したり消失することはなく、軸受としての寿命が含油量や雰囲気温度に影響されることはありません。
また、ルーテックE、ルーテックE-02は特殊な固体潤滑剤を充填することで潤滑をしているため、摩滅するまで軸受機能を果たします。その摩耗進行はPV条件などによって異なります。詳細は、設計支援 寿命計算の仕方を参照下さい。

2.耐熱性

ルーテックE,ルーテックE-02はポリアセタール樹脂をベースとしていますので、120℃前後まで溶融することはありませんが、潤滑性能を考慮して使用温度範囲を-40~+80℃としています。

3.情報機器・家電などへの提案

情報機器・家電などには非常に多くの焼結軸受が使用されています。
使用されている多くは、Dカットされた形状の焼結軸受を、やはりDカットされた板金の穴にハメ込み、Eリングなどで抜け止めをしています。
LEDは、このような方法で用いられる焼結軸受をそのまま置きかえられるように、Dカットされた形状をしています。
LESも、同じようにDカットされた形状をしています。また、スナップフィット形状ですので、組み付け易く機能的です。
LED,LESは導電性を付与していますので、帯電防止に有効です。詳細は、導電性樹脂材料についてを参照下さい。

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