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富士火災銀座ビルは、1974年に建設されたS造10階建の事務所ビルで、兵庫県南部地震の直後耐震診断を行いました。その結果、建物の短辺方向で保有水平耐力が全館で5〜23%も不足しており、耐力を上げるには、梁や柱梁接合部を補強する必要がありました。しかしS造建築の場合、耐火被覆された梁や接合部の耐力を必要量まで上げることは困難な課題でした。
そこで構造部材の補強により耐力を上げる代わりに、制震壁を用いて地震応答を低減させる改修方法が採用されました。
制震壁は、偏心が起こらないようバランスを重視して、各階に4〜8枚取付けられました。制震壁の性能は、最大加速度400ガルの地震入力に対して、各階の応答が保有水平耐力よりも小さくなるように設定されています。 |
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