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パンチユニットの特長
 
 
■特長
パッドに組み込んで使用する新しいタイプの穴開け装置で、工程短縮が可能です。
ピアス合わせ作業を低減します。
従来とは異なる穴開け原理を用いますので、パンチ径とダイス穴径の組み合わせにより穴径が決まります。
小型・軽量なので取り扱いが簡単です。
丸穴パンチφ4.5mm〜φ21mmを用意しています。
■パンチユニット取付例
 
パッド表側(形状面側) パッド裏側  
構造
部材は@スライド、Aユニットパンチ、Bケース、Cスプリング、Dストッパボルトの5点です。ストッパボルトを取り外すと分解できます。
行程削減例

■突破りによる穴開け
本ユニットは、先端に突起があり肩にRをつけたパンチを内蔵しています。この新しいパンチの機能を利用して穴開けを行います。以下にこの突破りによる穴開けを説明します。
突破りによる穴開け用パンチの先端形状
 通常パンチ穴開けはせん断といわれていますが、突破りによる穴開けは”引きちぎる”というのが最も当てはまる表現です。
 通常パンチを用いた穴開けは、パンチ刃とダイス刃の両方を起点としてパネルの表裏両面からクラックが発生し繋がる事でパネルの打ち抜きを行います。したがって表裏のクラックを適正に繋げるためにパンチとダイスのクリアランスを非常に小さくする必要がありました。
 一方、突破りによる穴開けは、パンチの肩をR形状にすることでパンチからクラックを発生させることなくダイス刃のみをクラック起点とします。クラックが発生してからはそのクラックがパネル表面に達するまで引っ張る事(引きちぎり)で穴開けを行います。
 したがって穴開けはダイス刃のみに依存しており、通常パンチのようにパネル表裏のクラックの繋がりを調整する必要がないので、パンチとダイスの間に大きなクリアランスを設ける事が可能で、かつ多少の偏芯も許容する事ができます。
通常の穴開け 突破りによる穴開け
通常の穴開けと突破りによる穴開け原理の違い
 
◎突破りパンチの穴開け過程
@先端突起がパネルを突き破ります。
 
Aパネルが伸ばされ、ダイス刃に接する弱い所から破断がはじまります。
 
B破断部分がダイス刃に沿って広がります。
 
C先端突起が引っかかり、スクラップをパネルから引きちぎります。
 
Dちぎれたスクラップがパンチによってダイス内に押し込まれます。(穴開け完了)
 
Eスクラップ落下。
注意事項(金型設計関係)
加工角度によってフラットタイプ(OPF〜)と傾斜タイプ(OPA〜)の使い分けを行ってください。
572ページのタイプ選定方法を参照して下さい。
ユニットの取り付け寸法(ケース保持長さ)
ユニットの取り付け寸法は下図を参考として加工してください。
  A B C D
OPF/OPA 5.5 35〜45 19 23.5G7 28
OPF/OPA 6.5 20 25.5G7 30
OPF/OPA 8.5 21 27.5G7 32
OPF/OPA 10.5 22 30.0G7 35
OPF/OPA 13.5 24 34.0G7 39
OPF/OPA 16.5 26.5 39.0G7 44
OPF/OPA 21.0 45〜55 29 44.0G7 48
パンチユニットはダイス面に対して面直になるように設定してください。
ダイス面は平面を確保してください。
ユニットとパネルには若干の隙間をあけて設定して下さい。
空打ち時のパッドの下がりすぎを防止するため、パッドバランサ(スペーサ)を使用してください。
パネルの2枚打ちや異物の挟み込みを避けるため、型にセンサー(パネル着装SW,アンロードSW 等)を使用してください。
通常の場合 二枚押しによる
パッド浮き上がりの例
異物の挟み込みによる
パッド浮き上がりの例
加工角度(0〜30度程度)によりカス上がりが発生しやすくなりますので、その場合は次のようなダイスを推奨いたします。
(φdはダイス内径を示します。) 通常のダイス
   
  カス上がり対策のダイス
 
ドライバ側摺動面には、当社♯2000(焼結)ウェアプレートの使用を推奨します。
ドライバ側摺動面にウェアプレートを使用しない場合の摺動面表面粗さはRa=1.6以下として下さい。
 
◎注意事項(金型製作・生産時関係)
パッドの摺り合わせ作業を確実に行って下さい。但し、パンチユニットを取り外した状態で必ずパッドの摺り合わせ作業を行って下さい。
初打ちの前に必ずパンチとダイスの芯ズレ量を確認して下さい。
パッドロックしないでください。
(パッドロックしたまま上型を引上げるとパンチがダイスに入ったままなので破損します)
 
ユニットの落下防止のため、固定ボルトは緩み止め剤を塗布し、組み付けて下さい。
スライド摺動部の当たりを調整して下さい。
 
破損などにより突起高さが不足するとスクラップが保持されず穴開けできなくなります。
タイプ
OPFシリーズ(フラットタイプ) OPAシリーズ(傾斜タイプ)
加工能力表
ユニット形式 パンチ径(mm)
P
最大ストローク ユニット(mm)
フラットタイプ W1 W2 L
OPF5.5 4.5〜5.5 9.5 27.5 40.75 78.5
OPF6.5 5.6〜6.5 10.0 29.5 42.75 79
OPF8.5 6.6〜8.5 10.5 31.5 44.75 79.5
OPF10.5 8.6〜10.5 11.5 34 47 80.5
OPF13.5 10.6〜13.5 11.5 38 51 80.5
OPF16.5 13.6〜16.5 12.0 43 56 81
OPF21.0 16.6〜21.0 14.0 48 61 93
 
ユニット形式 パンチ径(mm)
P
最大ストローク ユニット(mm)
傾斜タイプ W1 W2 L
OPA5.5 4.5〜5.5 9.5 27.5 40.75 86.41
OPA6.5 5.6〜6.5 10.0 29.5 42.75 87.28
OPA8.5 6.6〜8.5 10.5 31.5 44.75 88.14
OPA10.5 8.6〜10.5 11.5 34 47 91.59
OPA13.5 10.6〜13.5 11.5 38 51 92.32
OPA16.5 13.6〜16.5 12.0 43 56 95.73
OPA21.0 16.6〜21.0 14.0 48 61 108.64
選定方法
加工角度によってフラットタイプ(OPF〜)と傾斜タイプ(OPA〜)の使い分けを行ってください。
ご注文方法 ORDERING METHOD
 
 
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