社員インタビュー PEOPLE

技術者としての知見と
経営や財務の知識をもった社員として
会社の発展の一翼を担いたい

企画管理本部 経営企画部 経営企画課
2008年入社
工学部 機械システム工学専攻

現在の仕事内容は?

経営企画部はオイレスグループ全体の経営戦略全般に関する業務を担っています。中長期計画や年次計画の企画・策定・推進支援をはじめ、財務戦略の立案と推進、決算発表などの開示業務、グループ会社の経営支援まで、さまざまな業務があります。またオイレスグループの3つの事業内容(軸受事業・免制震事業・建築機器事業)に関しても部内で管理業務を行っており、そのなかで私は建築機器事業を担当しています。そのほか、各部署やグループ企業を横断する課題の解決に向けたプロジェクトを企画し、数か月から1、2年かけて推進するような長期的な業務もあります。現在は、複雑化かつ高度化する市場要求に対応するために組織を強化し、会社全体の業務をスムーズに進めるためのプロジェクトを実行しています。

仕事の面白さ、やりがいは?

もともとは設計部門である第一技術部に所属していました。現在の経営企画部では、技術部とは全く違う業務内容や仕事への取り組み方、考え方に面白さを感じています。技術部時代はお客様の課題解決に向けた技術サービスの提供と新たな製品開発が主な業務でしたが、経営企画部ではオイレスグループ全体の経営方針や戦略を考えることが仕事となり、自分の立ち位置や視点が大きく変わりました。あまり触れることのなかった経営や財務に関する知識が必要とされ、今はそれらを学んでいく楽しさもあります。一方で技術者としてのキャリアを活かし、技術者目線での提案や意見を出すときは、自分なりの力を発揮できていると感じる瞬間です。会社全体の動きを理解し、経営層と近い視点での業務になりますので、その意味でのやりがいもあります。

入社の理由は?

学生時代は機械工学を学び、特にトライボロジー(摩擦・摩耗・潤滑)を専門に研究していました。就職にあたっては自分の研究を活かした仕事に就きたいと思っていましたので、トライボロジー分野で実績のあるオイレスに自然と興味をもちました。また、先輩社員が仕事と研究を両立させながらトライボロジーの研究で博士号を取得した事例も聞き「ここなら、技術者としての成長や活躍が間違いなくできる」と確信しました。オイレスは軸受で培ったトライボロジー技術の応用や、振動を制御するダンピング技術との融合によって、軸受以外の免制震や建築機器にも事業を展開させていった経緯があります。こういった事業構成の独自性、ユニークさも大きな魅力でした。会社の安定性につながるだけではなく、幅広い領域への社会貢献につながる仕事ができると思い、入社を決意しました。

これまでのキャリアを振り返ると?

新卒で入社し、10年以上技術部でキャリアを積みました。技術部時代は主に発電所やダムなど、大規模なプラントで使用される軸受の設計・開発を担当していました。とりわけ安全性が重要視される領域であり、このような責任ある仕事を任せてもらったことで、技術者として成長できたと考えています。また、お客様への対応をするなかで「相手のニーズを深く理解し、求める以上のものを提案するにどうすればいいか」を常に考えられるようになりました。その後、技術部から経営企画部へ異動しました。異動を聞いたときは驚きましたが、新たな経験や挑戦ができると思い、前向きに捉えました。まだ経営企画部に異動して間もないので、ここでの活躍はこれからだと思っています。技術部と経営企画部の二つの経験を活かしながら、これからさらに成長していきたいです。

これからの目標は?

技術部から経営企画部に異動したことで視野や目線の持ち方は大きく変わったと思います。ただ「相手に信頼してもらうために一生懸命に仕事に取り組む」という、基本的な姿勢は変わっていません。「どう話せば理解してもらえるか、どうコミュニケーションをとれば信頼されるか」を考え、相手との信頼関係を築くことが重要です。これは相手がお客様でも社内の人でも同じように大切であると思っています。今の目標は、技術者としての経験を会社の経営戦略やグループ全体の課題に反映させていくことです。取り組んでいるプロジェクトにおいても、技術部での経験があるからこそ、意見や提案ができると思っています。将来は技術面も経営面も分かる社員として、オイレスの発展に貢献していきたいです。

就活生の
皆さんへの
メッセージ

時間の制限のあるなかでの学業と就職活動の両立は、経験のない困難なことだと思います。私の場合は、大学時代にトライボロジーの研究に熱中しており、そうした姿勢が研究活動を通して交流した企業の方々から信頼を得ることにつながりました。私自身は研究のなかで出会ったオイレスに入社することになりましたが、トライボロジーにとどまらず、当社には皆さんの研究を活かせる幅広い領域があります。就職活動は不安なことも多いと思いますが、納得できる就職活動になるように前を向いて頑張ってください。