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独自の技術で
サステナビリティの貢献へ

代表取締役社長
坂入良和

オイルレスベアリングの最大手メーカーです

私たちオイレス工業は、1932年、創業者の川崎宗造が日本で初めて無給油木質軸受を開発したことにより始まります。以来、当社独自の技術を研鑽しオイルレスベアリングの最大手メーカーとして成長してきました。オイルレスベアリングは機械のなかの軸を滑らかに回転させる部品で、産業機器や輸送機器などにおいて不可欠な存在です。オイレス工業では軸受機器の開発と同時に、現在では派生してきた技術やノウハウで免震・制震装置を中心とした構造機器、遮光・換気用窓の開閉装置を中心とした建築機器にも事業を拡大しています。

独自の技術で持続可能な社会の実現に貢献しています

オイレス工業では「オイルレスベアリングの総合メーカーとして世界のリーダーとなり、技術で社会に貢献する」という経営理念を掲げています。私たちは部品メーカーであり、お客様が世界一の製品を開発するために必要な世界一の部品を提供することが基本的なスタンスです。また、同時に私たちの技術で社会に貢献することも重要なミッションです。当社独自のオイレスベアリングは無給油または給油の量や回転数を少なくできるため、製品自体がサステナブルな製品になっています。近年では“地球環境に優しい軸受”、バイオマスプラスチック軸受なども開発しました。

世界のリーダーを目指し、
さらなるグローバル展開を拡大します

1976年に初めての海外現地法人をアメリカに、約30年前に中国、ドイツに進出し、現在、北米、欧州、アジアと合わせて9拠点を展開しています。これまでは日系企業への現地供給という役割が主でしたが、現在は現地メーカーからの依頼も増加しています。例えば、自動車の世界市場ではEV(電気自動車)化が急速に進展し、車体軽量化のニーズが高まっています。当社の軸受製品はこれらの課題に応えるものとして大きなビジネスチャンスを迎えています。

オンリーワンの技術でトップシェアをつくりだします

オイレス工業にはトライボロジーとダンピングという2つのコア技術があります。この技術を極めることによって、さまざまな市場でトップシェアをつくりだしています。小さなものから大きなものまであるオイレスベアリングのなかで、特に世界的なシェアをもっているのが自動車関連の部品です。製品によっては50%以上のシェアを占めるものがあります。その他にも、国内では水力発電に関しては約90%以上、吊り橋においては100%といったように特有の市場で大きなシェアを占めているのも当社の特徴です。用途や使用環境に合わせて、オンリーワンの製品を生み出せるのが私たちの強みです。

お客様とマンツーマンで向き合う
姿勢で信頼を築いてきました

オイレス工業の最大の強みは顧客対応力にあります。お客様とマンツーマンで向き合い、やりとりや議論を重ねるなかで、お客様の期待に応える新しい製品を開発してきました。例えば、材料開発や製品設計と同時に、私たちが大切にしているのが性能評価です。お客様の様々な条件をクリアしたものを提供するのが私たちのプライドです。開発のための実験設備のほか試験設備も充実し、ベーシックな試験機はもちろん、水中試験、泥水の使用環境における試験あるいはアッセンブリーに部品を入れたシステムで機能を評価する試験といった、お客様の一次試験のパートを私たちが請け負うくらいの方法、内容で試験を行っています。こうした姿勢が、私たちの製品が支持を受け、信頼関係をつくり上げてきた大きな要因になっています。

一歩前に出る姿勢が評価され、
やりたいことができる会社です

オイレス工業は積極的な姿勢があれば、「やりたいことがいくらでもできる」会社です。国内なら1,000人ほどの規模ですから、若いうちから責任ある仕事を任され、確かな成長を遂げることができます。2、3年もすれば自分の仕事の意義や役割も理解し、やるべきこと、やりたいことが見えてくるはずです。営業、開発、製造部門で、毎年全国規模で優れた仕事を評価する大会が開かれ、若い社員が優秀賞を獲得しています。私たちは出る杭を伸ばす、自分の意見を自由に言えて、やりたいことができる環境にあります。
グローバルで活躍できるチャンスも広がっています。日本から世界に向けたものづくりを発信したいという志をもった人には、活躍できるチャンスの多い会社です。私自身、工場での生産技術や開発を経験後、OILES DEUTSCHLAND GMBH(オイレス工業 ドイツ法人)に赴任し、軸受機器の技術営業に従事しました。その後、OILES INDIA PRIVATE LIMITED(オイレス工業 インド法人)の社長に就任し、海外現地法人のマネジメントも経験しました。海外で自分の力を発揮できたことは、私のキャリアにおいて一つの大きな節目でしたね。 オイレス工業は、積極的に手を挙げて自分の仕事に取り組めば、一歩前に出る姿勢が評価され、それにきちんと応えてくれる会社です。

第4の事業の柱となる土台づくりをしていきたい

社長に就任し、これからやるべきことは多岐にわたります。そのなかでも特に取り組んでいきたいのが、第4の事業の柱づくりです。現在、当社は軸受機器、構造機器、建築機器の3つの事業領域を柱に展開していますが、今後は第4の柱となる事業の土台づくりに取り組んでいきたいと考えています。
当社のコア技術であるトライボロジーとダンピング技術は、まだまだ応用可能な領域があります。また、コア技術に新たな技術を組み合わせることによって、新たな事業領域の開拓にもつながります。例えば、世界規模で持続可能な社会の実現に向けた取り組みが課題となるなかで、当社のオリジナルな技術が貢献できる領域もあります。
もちろん、新たな事業の柱が一朝一夕にできるものではありません。私はその地盤固めをすることで、次の世代にバトンを渡していきたいと思っています。

これは覚えておいてほしい オイレスの仕事の醍醐味

「新しいことを
やってやろう!」
というチャレンジ精神
オイレス工業には創業者が日本で初めて無給油木質軸受を開発したように、「新しいことをやってやろう!」というチャレンジ精神が受け継がれています。私自身、技術畑を歩んできましたが、お客様が驚く、新しい製品をつくってやろうという技術者魂で仕事に取り組んできました。失敗もありましたが、やり遂げたときの喜びには大きいものがあります。現在、当社には第4の事業の柱をつくろうという目的があります。ぜひ、当社に入社し、新しい技術や製品づくりの先駆者になっていただきたいと思います。
理系出身者も文系出身者も、
ものづくりが実感できる仕事
オイレス工業での仕事の醍醐味は、設計から生産まで一貫して携われることから、確かなものづくりを実感できることです。自分で設計し、試験機をつくり、評価試験を行い、お客様に提案します。最初から最後まで関わることで、自分の仕事に責任をもち、ものづくりを実感することができます。営業の仕事も専門性が高く、お客様の世界一の製品のために世界一の部品を提案し、提供するというものづくりの醍醐味を味わうことができます。