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すべては小さな木質軸受からはじまった
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トップメッセージ

坂入 良和

ご挨拶にあたり

株主の皆様には、格別のご高配にあずかり、厚く御礼申しあげます。 当社は、1952年3月11日に当社の前身である株式会社日本オイルレスベアリング研究所が設立され、国産では初めての木質オイルレスベアリングを発明して以降、摩擦・摩耗・潤滑のトライボロジー技術と振動・制御のダンピング技術をコアとして多くの技術・製品を市場に送り出してきました。70年以上にわたりお客様から信頼と評価を得られてきたのは、お客様の課題を当社の技術で解決し、常にお客様に寄り添い続けることができたからではないかと思っております。当社の技術はこれからも「変革」と「進化」を続け、お客様と共に社会課題の解決に一層励んでいく所存です。

技術で社会に貢献する

当企業グループは、『オイルレスベアリングの総合メーカーとして世界のリーダーとなり、技術で社会に貢献する』との経営理念を掲げ、創業者から脈々と続く「技術で社会に貢献する」という思いを普遍的な価値観として、常にその体現を目指してまいりました。当企業グループの事業ポートフォリオは、軸受機器・構造機器・建築機器の3事業で構成されています。オイルレスという特性を持つ軸受機器は、環境負荷低減に貢献する製品であり、例えば、自動車業界におけるEV化の進展についても、軽量化や低摩擦によってEVの長距離走行に貢献します。また、大規模地震から建物・設備を守る構造機器(免震・制震装置)は、地震大国日本において「安心・安全」を提供するとともに、わが国インフラ整備の課題となっている橋梁の老朽化への対策としても重要な役割を果たします。加えて、ウィンドウオペレーターなどの建築機器は、火災による煙から人命を守るだけでなく、建物の換気をサポートするという点で、社会に「安心・安全」や「快適さ」を提供します。当企業グループの3つの事業は、省エネルギーを実現して環境負荷低減に貢献していることや、社会に「安心・安全」や「快適さ」を提供しているという観点から、いわば事業そのものが高い社会貢献性を持ち、「技術で社会に貢献する」という経営理念を具現していると考えております。このように当企業グループの価値創造の根源は、「すべての事業が社会課題の解決に貢献していること」にあり、持続可能な社会を実現することは、当企業グループの持続的な企業価値向上につながっていくものと考えております。

    

社会課題を企業価値へ

コア技術である“トライボロジー技術”と“ダンピング技術”を探求し、安心・安全・快適を社会に提供してきました。まさに、当社事業の3本柱である軸受機器、構造機器、建築機器事業が社会への貢献を具現化しながら成長してきたものと思います。持続可能な社会の実現に向けて、循環型社会へと強く意識が変わる中においても、軸受であれば、摩擦低減による効率化や長寿命化、構造であれば、建物を守るという当社のコア技術を基盤とした製品やサービスがお客様はもとより社会からもその貢献が期待されます。目まぐるしく変化する時代・社会に対応するため変化を恐れず、当社の良い伝統やコア技術を進化させ、 挑戦を続けます。市場創造企業として当企業グループが大切にしていることは、「ダントツ」の性能を持つ独自の材料開発をおこなうこと、お客様の課題を革新的に解決しお客様の製品が世界初・世界一を実現するための技術・製品を提供することにあります。これからも社会課題の解決に貢献できる技術、サービスを考え、また提供し続け、社会になくてはならない会社として企業価値を高めてまいります。 皆様におかれましては、引き続きのご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

代表取締役社長