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知的財産に対する基本的な考え方
当企業グループでは、知的財産を重要な経営資源の一つとして位置付け、持続的成長に向けて、以下の考え方を基本としています。
必要な権利取得
知的財産面からオイレスグループの製品・技術を守るため、必要な産業財産権については積極的に取得しています。数多くの権利を保有しグローバルベースで特許網を構築することが重要ですが、費用対効果も含め効率的な権利取得に努めています。
他者の権利の尊重
他者の権利を侵害しないという法令遵守の徹底のもと、オイレスグループの製品・技術と他者産業財産権との関係について継続的に確認しており、他者の権利を侵害しないように努めています。
自らの権利の行使
他者がオイレスグループの権利を侵害した場合には、自らの権利の行使により、侵害行為の差止請求やライセンス許諾に基づく利益の確保など、適切な対応をおこないます。
知的財産に関する取り組み
従来から、研究開発活動を通じて創出された発明などについては、特許をはじめとした産業財産権の出願申請をおこない、積極的に権利化をはかってきました。その一方で、特殊な製造工程を経ることによって製品の高性能化がはかられるなどのリバースエンジニアリングが困難な製造方法に関わるノウハウなどについては、出願をせずに、秘密情報として厳重に管理することによって、競争優位性の確保に努めています。
トライボロジー技術
「摩擦」「摩耗」「潤滑」に関わるトライボロジー技術は、換言すれば、製品の使用環境に応じ、「製品に用いられる材質の材料特性をいかに適切に引き出すことができるか」という材料技術に関する知見の集積であると言えます。当社では、一つの材料開発における各種材料・添加剤の数百、数千にも及ぶ組み合わせの実験結果一つひとつを有用なデータとして整理し、これらデータは次の材料開発における貴重な基礎データともなっています。さらには、既存製品においても、過去数十年にわたる事業活動を通じて蓄積したさまざまな条件下におけるベンチ試験結果と実機評価結果の網羅的なデータベースが構築されており、これらのデータベースをもとに、お客様要求に対する適切かつ迅速な提案活動につなげています。これらデータベースは事業活動とともに、日々、データの蓄積がおこなわれており、当社の重要な知的財産として、営業秘密として厳重な情報管理のもとに新材料開発などの価値創造活動にも活用されています。
ダンピング技術
ダンピング(振動制御)技術など、主に機械設計に関わる製品分野においては、特許のみならず、積極的に意匠出願をおこなう、いわゆる知財ミックス戦略による多面的な権利保護活動を推進しています。これらの各種取り組みに加え、個別製品ごとにパテントマップを整備して、パテントマップの活用により特許出願の強化にも取り組んできましたが、今後の持続的成長に向けては、IPランドスケープ※への取り組みへの発展も展望して、価値創造活動を推進していきます。
※IPランドスケープ:自社及び他者の知的財産や市場動向を総合的に分析し、経営戦略に発展させる手法
産業財産権総取得件数
(当企業グループ、2024年3月31日現在)
特許(件) | 実用新案(件) | 意匠(件) | 商標(件) | |
---|---|---|---|---|
総取得件数 | 3,572 | 612 | 75 | 837 |
日本 | 1,917 | 607 | 73 | 526 |
外国 | 1,655 | 5 | 2 | 311 |
製品ブランド戦略
オイレスグループでは、BtoBビジネスを中心とした製品群を扱った企業活動をおこなっておりますが、一部一般消費者向けの製品も取り扱っております。戸建て住宅向けの外付ブラインド『BRIIL』(商標登録第5913846号、商標登録第5913848号)の認知度向上の施策としてテレビCMの他に、ソーシャルメディアを利用し、消費者との接点を増やして製品ブランドの浸透をはかっております。
外付ブラインド BRIIL「ブリイユ」