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すべては小さな木質軸受からはじまった
INNOVATION

実績

案件概要

植物由来原料の使用により、カーボンニュートラルの実現を目指す

近年、世界各国で地球温暖化に対する関心が高まっており、産業界においても2050年までにカーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことが強く求められている。オイレスベアリングには化石燃料由来のプラスチックを使用したものが多く、このような状況にいかに対応していくかは大きな課題となっていた。そこで当社では、植物を原料とする「バイオマスプラスチック軸受」を開発した。植物は生育過程でCO2を吸収するため、これを原料とすることはカーボンニュートラルへの貢献となる。しかし、カーボンニュートラル・資源循環に貢献する環境特性だけではなく、オイレスベアリングに必要なトライボロジー性能を両立させることが大きな課題となっていた。固体潤滑材をバイオマスプラスチックに練り込めばある程度のトライボロジー性能を発揮することはできる。しかし、それではオイレスベアリングの環境特性が低下してしまうことから固体潤滑材も植物由来とすることで、この問題を解決するに至った。
バイオマスプラスチック軸受の普及に至るためにこれまでにないトップクラスのトライボロジー性能かつ環境特性をもつバイオマスプラスチック軸受を開発した。

担当者の声

未来を志向し、バイオマスプラスチック軸受でダントツの性能を!

研究開発部 第二研究室 高橋さん

開発をスタートした2016年は、パリ協定の合意はなされたものの、まだまだ脱炭素に対し、現在ほどの強い需要はありませんでした。SDGsという言葉もまだまだ浸透はしていなかったと記憶しています。当然、「バイオマスプラスチック軸受が欲しい」という顧客もなく、需要の見通しもないまま開発を続けていました。出口の見えない闇の中を彷徨っていた時期もあります。ただ、需要の有無にかかわらず、当社が一番にやるべき分野であると考えていました。

開発成功の要因としては当社の自由な雰囲気であると思っています。研究開発部では、自由に材料開発ができる風土があり、自分の考えを材料に反映することができました。もちろん、トップクラスを目指すために材料組成を工夫したことも苦労したポイントであり、トライボロジー性能と環境特性の両立のために何度も試行回数を重ねました。また、研究開発結果を社内に向けてオープンに公開するイベントがあり、そこでシーズ・ニーズのマッチングが発生し製品化へと至りました。現在では、新たなバイオマス・サステナブル材料の研究に携わっており、引き続きカーボンニュートラルの実現に貢献していけるよう挑戦したいと考えています。