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大地震が続けてきても性能を維持、確かな耐久性と信頼性。
特長
- 支持荷重の範囲が広く(約100~2000トン/1基)とれます。
- 鉛プラグの大きさを調整することにより、振動減衰機能と居住性維持機能(トリガー)を任意に設定することができるため、建物の規模、特性に合わせて設計できます。
- 積層ゴムと鉛プラグ(ダンパー)が一体型なので、設置場所もとらず施工性に優れています。
- 地震波の繰り返しに対して性能を維持し、耐久性に優れています。
構造
LRBは、荷重支持および振動絶縁機能としての積層ゴムと、エネルギー吸収機能(ダンパー)としての鉛プラグを一体化した免震装置です。
積層ゴムの働き(アイソレーター)
- 荷重支持機能
鋼板で補強されたゴムが建物をしっかり支えます。
ゴム単体に比べて上下方向の剛性が高く、建物を安定させて支持します。 - 水平弾性機能(長周期化)
地震の揺れをゆるやかな動きに変えます。
水平方向には柔らかいため、地震の激しい振動をやわらげ、建物の揺れを長周期化します。 - 復元機能
建物を元の位置に戻します。 地震がおさまったあと、ゴムの持っている復元力で、建物を元の位置に戻します。
鉛プラグの働き(ダンパー)
- 振動減衰機能
建物の大きな揺れを減衰させます。
積層ゴムの変形にともなって、鉛プラグが塑性変形をおこし、地震エネルギーを吸収するとともに、振動を速やかに減衰します。 - トリガー機能
地震以外の揺れを抑えます。
一定の力が加わるまでは鉛プラグの高い剛性で建物を固定するので、暴風などによる揺れを防ぎます。
基本特性
このグラフは、大地震を想定した変形をLRBに加えた際の、力と変位の関係を表したものです。設計モデルと実測値はほぼ一致し、LRBの安定した性能と高い設計精度が実証されています。LRBの復元力特性は、2本の直線(バイリニアーモデル)で表され、構造解析上でのモデル化が容易です。
※LRBは図のモデルの他に、より精密なモデルもあります。詳しくはお問い合わせください。