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取付
取付(圧入)にあたって
油圧、空圧、バイスなどで取付(圧入)してください。
- ハンマーなど衝撃を伴う圧入は、軸受が破損や内径変化に繋がります。
取付にあたり、ハウジングの内径寸法はカタログに記載されている推奨公差(H7)でご使用下さい。 - #500SP1 SL1球面軸受(SPS):K7(一般用)、N7(高荷重用)
#2000高精度軸受(CLB,CLF):H6
止まり穴で軸受を交換する場合は、取外しを考慮した周辺設計をする必要があります。
圧入治具について
一般的には、図1のように、マンドレルを使用してハウジング挿入部にセットしてください。
図2のようにガイドリングを用いると、圧入が容易になります。
ガイドリングの使用は、圧入後の内径真円度・芯出し、さらに 、圧入時ブッシュの損傷を防ぐなどの効果があります。
図1 一般的な圧入方法 図2 ガイドリングによる圧入方法
- ブッシュ圧入を容易にするために、ハウジング内径挿入側端部に面取りを設けてください。
ハウジング面取りは、R面取りまたは、テーパー面取りが望ましいです。
C面取り(C1.0以下)の場合、バリのないことを確認してください。油、またはグリースを用いると、より滑らかに圧入できます。
マンドレルの寸法は、下表より決定してください。
ブッシュ寸法(呼び) | マンドレル寸法 |
---|---|
内径(D0) | d0=D0-(0.05~0.10) |
外径(D1) | d1=D1-(0.20~0.30) |
長さ(L) | ℓ≧L |
図3 マンドレル寸法
ガイドリングの寸法は、下表より決定してください。
ブッシュ内径 | ガイドリング内径 | ガイドリング外径 |
---|---|---|
Φ40 | D1+(0.1~0.3) | D1+(10~15) |
Φ42~φ60 | D1+(0.2~0.5) | |
Φ65~ | D1+(0.5~1.0) |
図4ガイドリング寸法
金属軸受へネジによる抜け・回り止めを施す場合
ネジによる抜け・回り止めは荷重点を避けた位置に施工する必要があります.軸受をハウジングにセットした後、軸受肉厚と同等程度の直径の回り止めネジを,図5に示すようにネジ直径の20~30%ほどハウジング側へずらして加工して下さい。
なお、穴加工時はエンドミルを使用することが望ましいです。
図5 回り止め位置(参考イメージ)
取外
金属軸受で抜け、回り止めを使用している場合
ねじを取外したのちに、圧入時と同様マンドレル等をご使用頂くと容易に取外しが可能です。
取外し治具(貫通穴の場合)について
図6 マンドレル寸法