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シンプル構造による低コスト化と優れた耐久性を発揮する壁型摩擦ダンパー
特長
- 疲労寿命の心配がなく、繰り返しに対し高い耐久性があり交換の必要がありません。
- 小さな揺れから、大地震まで幅広く制震効果を発揮します。
- 静摩擦と動摩擦の差が非常に小さく、摩擦音や振動(スティックスリップ)の心配が無い摩擦材を使用しています。
構造と働き
構造
WFDは、摩擦材の摩擦抵抗力を利用した減衰装置です。上側の固定板、下側の可動板の間に、オイレス摩擦材、相手材(ステンレス鋼)が設置されています。
これらをPC鋼棒によって締め付けることで摩擦材に軸力を伝達します。固定板と可動板が相対移動することにより、摩擦面に摩擦力が発生し摩擦抵抗力を得ます。
働き
WFDは、地震や風による建物の層間変形を、摩擦材が挟まれている固定板と可動板の相対運動に換え、その際に生じる摩擦抵抗力によって振動エネルギーを吸収します。
オイレス摩擦材
- 樹脂系摩擦材を使用しています。表面は分子レベルで緻密であり、摩擦によって滑りやすい材料です。
- 無給油(無潤滑)で使用でき、耐薬品性、耐熱性に優れています。
試験結果
グラフは、小振幅から大振幅までを想定した振幅をWFDに与えた際の抵抗力と変位の関係を表したもので、安定した性能が実証されています。